脳の信号伝達に必要な細胞膜を機能させるDHA

魚が脳によい食物とされるのには、それなりの理由があります。魚は、脳の灰自質に多く含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)という脂肪酸を豊富に含んでいます。DHAは脳の信号伝達に必要な脳細胞膜を機能させます。

今世紀になってから、私たちのDHA の消費量は確実に低下しています。250mgのカプセルを1日3錠摂取してください。

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転移酵素を生成させるL-カルニチン

からだはL-カルニチンから、脳でのコリンの代謝とアセチルコリンの分泌を高めるアセチル・L-カルニチン・トランスフェラーゼ(転移酵素)を生成します。

コリンは卵や大豆、キャベツ、ピーナッツ、カリフラワーなどに多く含まれています。摂取量は1日3mgまでです。

カルニチンは脂肪酸を燃やすカギ
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記憶力を高める「コリン」

脳細胞は、神経伝達物質と呼ばれる化学物質を分泌することで、お互いに「話をして」います。その神経伝達物質のなかでも、もっとも重要なのがアセチルコリンです。

歳をとると神経伝達物質が七十パーセントも減少し、脳が老化します。研究者の間では、コリンサプリメントに、中年期以降の脳の正常な老化を遅らせる効果があるのではないかと考えられています。

コリンから脳の記憶機能に必要なアセチルコリンがつくられ、アセチルコリンはシナプス(脳細胞間の伝達ポイント)などの神経細胞膜を相互作用させるので、脳細胞同士は「話をして」情報を共有できるのです。歳をとるとアセチルコリンの生成量が減少し、生成されたアセチルコリンの効力が衰えるため、高齢者の多くは忘れっぽくなります。どれだけ効率よくコリンを体内で使用するかは、ビタミンB12や葉酸、L-カルニチンなどの体内量によって左右されます。
コリンはホスファチジルコリンやホスファチジルイノシトールという名で売られており、どちらも簡単に入手できます。摂取量は毎日1000~3000mgです。

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