自己執着が疲れの原因に

自己執着から疲れてしまったのでしょう。。その点をこの機会に反省して、生き方を変えようと思わなければ、回復してもまたいつか先に行って同じように生きることに疲れてしまうでしょう。

もしかすると10年経っても同じように生きることに疲れたと言っているかもしれません。あなたはたしかに必死になって努力してきたでしょう。

しかし、いったい「誰のために」努力してきたのか、そこをもう一度考えてみることです。生きることに疲れてもなお周囲の人を恐れていたり恨むばかりで、「自分はいままで何をしてきたのだろう?」と考えない人は、幼児的願望がまだものすごく強いのです。

まさに情緒的未成熟です。本当に心理的成長ができていないのです。こういう人は、自分は心理的にはまだ3歳か4歳くらいの子供にすぎないと認めなければならないでしょう。そこから出発することを考えなければいけません。

それに対して、生きることに疲れた時に、周囲の人を恐れたり恨むのではなく、「自分はいままで何をしてきたのだろう? 」と考えた人は、幼児的願望をある程度は消化できています。10代の若者にはなっているかもしれません。