これまでの人生は「人間の愚かさ」を知るためだった

生きることに疲れた人は、まず何よりも自分を守らなければならない。生きることに疲れた人は自分を守ることをしてこなかったのです。

愛情飢餓感から人に気に入られることばかりを考えてきたのです。生きることに疲れたあなたは、人に気に入られるためにここまで頑張って生きてきて、何かを得たでしょうか?

生きることに疲れたあなたにとって、世間の評判がいま何か力を与えてくれているでしょうか。生きることに疲れたあなたにとって財産や学歴がいま何か力を与えてくれているでしょうか。

生きることに疲れたあなたにとって、いままでつき合ってきた人がいま何か力を与えてくれているでしょうか。

何も与えてくれはしません。ぁなたはそうした人の評価を得ようと努力してきたのです。

愛情飢餓感が強いからどうしても人からの評価を欲してしまうのです。それは理解できます。しかしいまあなたは生きることに疲れてしまったのです。ここであなたは学ばなければいけません。

いままでは仕方がありません。愛情飢餓感が強ければ、誰でもあなたと同じように人からの評価を得ようとして無意味な努力をします。幼児的願望が満たされず愛情飢餓感が強い人があなたのように生きるのは、人の本性でもあります。

しかしいまその生き方がいかに愚かであるかを、あなたは心底感じたのではないでしょうか。人間の本性の愚かさは人から聞いてもなかなか本当には理解はできまません。

それは自ら体験しないかぎり分からないのです。人間というものは、愛情飢餓感から、かくも愚かな行動をするということを人は身をもって学ばなければいけません。

生きることに疲れたあなたはいまそれを学んだのです。いままでのあなたの人生はその人間の愚かさを学ぶための人生だったのです。いまあなたは人の本性の愚かさを心底感じたのです。

いままで自分がしてきたことの無意味さを心底感じているのです。それは「ここで学びなさい」という神の啓示です。