疲れれば寝られるはず…と思っている
「疲れたから眠る」というホメオスタシス機構は、疲労によって傷ついた神経や細胞を回復させるので、休むという言葉がぴったり当てはまりますが、ホメオスタシス機構は、単に回復を担っているわけではありません。 ホメオスタシス(ho...
「疲れたから眠る」というホメオスタシス機構は、疲労によって傷ついた神経や細胞を回復させるので、休むという言葉がぴったり当てはまりますが、ホメオスタシス機構は、単に回復を担っているわけではありません。 ホメオスタシス(ho...
うつ病の研究者アーロン・T ・ペックの解説を待つまでもなく、うつ病者は小さい頃からストレスになる環境で生きてきたと断言しています。 動物だって環境が悪ければ元気を失います。元気のないザリガニだって、きれいな場所に移せば元...
大脳新皮質が扁桃核と切り離されてしまうと、何を見ても感情が動かなくなるといいます。!すべてが好きでも嫌いでもない。うつ病になるような人は、長い間のストレスによってこの回路に損傷を受けた可能性があるというものです。 という...
うつ病者ばかりではありません。燃え尽き症候群の人も同じす。長いこと無味乾燥なことをしてきたのです。 ただ頑張ることだけで生きてきたのです。燃え尽きたということは、「もうすべてが嫌になった」ということです。 もうその無味乾...
「ひとが楽しそうにしているとますます心が暗くなる」ということのもう1つの意味は、「悔しい」です。 皆が楽しそうにしている情景で憎しみが刺激されます。そして、「何で自分だけがこんなに辛いのだ」という不公平感が生じてきます。...
無力に生まれて、仲間として育てられ、そこで食べ方も、歩き方も教わります。しかしそれ以上に大切なのは、仲間といることを教えられます。 そこでコミュニケーション能力を身につけていきます。うつ病になるような人の場合、それを教え...
彼らは「ひとが楽しそうにしているとますます心が暗くなる」と口を揃えます。この言葉には2つの重要な意味が隠されています。 1つは疎外感です。他人と自分の間に共通性がないと感じています。この言葉に、うつ病者がいかに長いこと周...
親のいない子を普通の人は「かわいそうに」と言います。しかしうつ病になるような人から見れば、「親のいない子は何と幸せなのだろう」ということです。 「親から心理的に搾取される」ということが理解できないと、うつ病者を理解するこ...
うつ病者は心理的には崖っぷちで何かをしているということが理解できないと、なかなかうつ病者の言動は理解できません。 外側だけを見ていけばうつ病になる人は、時に、「あんないいことばかりして何が不満なんだ」と思われることも多い...
心理的にいえば、うつ病になる人は崖っぷちで頑張って縄跳びをしているような ものです。 普通の人は縄跳びをしていれば楽しいのです。外から見えるのはうつ病者であろうと普通の人であろうと縄跳びをしているということだけです。 縄...