自分の失敗をありのまま打ち明ける

生きることに疲れたうつ病者は、何よりもいま自分の経験を人に話すことがとても大事です。うつ病者は自分の失敗の体験を話すことです。それを話せる人を探すことです。

もし見つからなければ日記でも何でもいいのです。安全なところに吐き出すことです。人に認めてもらうために無理したことを素直に話すことです。

生きることに疲れた人は、心の底にたまった恨み辛みのすべてを吐き出すことです。そうすればきっと幸せが手に入る。それで生きるエネルギーが戻ってくるでしょう。

「自分はこの時にこう感じていたけれども、そう思うのが怖かった」とか、「好かれたいからこうしたけれども、本当はするのが嫌だった」とか、「そのうちに何もかもが億劫になった」とか、自分の失敗の体験をありのままに話すことで、自分を出すのです。

そして生きることに疲れたうつ病者にとって大切なのは、自分のいままでの生き様を信じることです。

失敗したことは恥ではありません。それを肥やしにして幸せを手に入れるのです。「私はこう生きてきた」、それでいいのです。

人が失敗するのには失敗するだけの理由があって失敗しているのです。あなたはたしかに愚かな生き方をしました。ずるい人や卑怯な人に好かれようと無理をして生きてきたのですから。しかしあなたは何も好きこのんで愚かな生き方をしたのではないのです。止むに止まれぬ心の必要性から愚かな生き方をしたのです。

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