「不幸」は「愛してほしい」という心の叫び

人が文句を言うのは愛を求めているからです。「私は辛い! 」「私は不幸だ!」は、「私を愛して! 」という意味です。

「私を愛してくれないあなたが憎らしい」という意味です。「私は不幸」ということは「私をもっと愛してくれ」という愛の叫びなのです。

しかし周囲の人は、「あなたはこんなに色々なものを持っているではないか」と言にいます。「あなたは錦を着ているではないか」と言います。

彼らは「私をもっと愛してくれ」という愛の叫びが聞き届けられないので、ますます不愉快になり、いよいよ不幸を誇張するのです。彼は人生に、あるいは周囲の世界に復讐的になっているのです。

しかも彼は自分が周囲に復讐的になつていることを意識していないのです。「水を飲みて笑う人あり、錦を着て憂える人あり」という言葉があります。なぜ多くの人は水を飲みて笑う人になれないのでしょうか?

それはその人が愛を求めているからです。愛に満たされた人は「水を飲みて笑う人」になり、愛に満たされない人は「錦を着て憂える人」になるのです。

この世の中には、巨万の富に埋もれて不幸な人が数限りなくいることを人々は知っています。皆小さい頃に愛されなかった人々です。そして愛されなかったことに恨みを持って、絶えず人々を責めています。

だから、少しくらい快適な環境を与えられたくらいでは、なかなか「私は幸せ」と言えないのです。そう言ったらもう愛を求められなくなる気がするからです。

彼らは快適な環境よりも相手からの愛を感じたいのです。だから「私は不幸」と惨めな声を出しながら、相手を責めるのです。

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